商業出版界では邪道のイメージがある企業出版

本を出すことに興味のある方は「企業出版」にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

出版業界のなかでも商業出版を手がける方々は次のような思いを持たれているかもしれません。

・自費出版の企業版
・著者の自己満足
・価値の低い書籍を資金力で量産
・売り場が荒らされる
・そもそも書店に並ばない
etc……

これらはすべて間違っています。

仮に一部で当てはまる面があるとすれば、著者の一方的な思いのままにつくられた本、いわゆる自費出版的なプロセスでつくられた本はそう思われても仕方がないかもしれません。

企業出版は価値ある出版形態のひとつである

しかし本サイトで定義する企業出版は根本的に異なっています。

本サイトが前提とする企業出版とは、

価値あるコンテンツを持つ著者と、そのコンテンツを知りたい読者、この両者を結びつけるための努力がなされた書籍をさします。

著者が資金を出す企業出版はたしかに著者主導で物事が進められていきますが、書籍づくりにおいてはプロダクトアウトではなくマーケットインの発想が大前提です。

著者が持つコンテンツを届ける読者は誰なのかを考え、その読者が知りたい内容に著者のメッセージを高度に編集しながら丁寧につくり上げていくのが企業出版の本来の姿なのです。

そうやって著者と読者の結びつきを大切に考えてつくり込まれた書籍は、著者のノウハウと読者のニーズが合致した〝幸せな企業出版本〟となり得ます。

断言できます。

業出版は後ろめたいことではなく、価値ある出版形態のひとつであると。

つづく……

(関連記事)
企業出版は〝後ろめたいこと〟なのか?①
企業出版は〝後ろめたいこと〟なのか?②
企業出版は〝後ろめたいこと〟なのか?③
企業出版は〝後ろめたいこと〟なのか?④